二ノ国II レヴァナントキングダム

トピックス『週刊ファミ通』新作ゲームクロスレビュー

『二ノ国II レヴァナントキングダム』殿堂入りプラチナ「週刊ファミ通」2018年3月29日号(3月15日発売)の新作ゲームクロスレビューにてプラチナ殿堂入り

  • 乱舞吉田 百瀬義行氏と久石譲氏による、ジブリ風の世界観が魅力的。訪れる各国が独創的なので、冒険していてワクワクしまくり!アクションは小気味よく、かつ“二つ名”のついた武器を集めるハック&スラッシュ要素があるバトルも○。本筋以外にも、人材を投入して国を発展させたり、軍を率いて戦うストラテジーなど、さまざまな遊びがふんだんに盛り込まれており、遊び応え満点の大作に仕上がっています。
  • ジゴロ☆芦田 エバンの人柄や言動に人々が惹かれ、集う物語は、王道的ながら胸に迫るものがあり、感情移入してのめり込めます。多彩な施設を建設し、国を発展させると冒険が有利になるサイクルも、やり甲斐がある。ほかのレベルファイブ作品と比べると、システムがやや複雑な部分もあるけど、美しいグラフィックで描かれる“二ノ国”の世界観や、爽快で楽しいバトルなども魅力的で、腰を据えて堪能したくなります。
  • 本間ウララ キャラや街並のグラフィックがすばらしく、ジブリアニメの中に入ったような気分になります。人物の細やかな表情からも感情が伝わってきて、グッと来てしまう場面も。幼い王子の成長物語もいいですね。サクサクと遊べて親しみやすさがある一方で、バトルも国作りもなかなか奥が深い。広大な領地のどこに施設を建て、何を作るか考えるのも楽しいし、スカウトで人材を集めていく過程にもワクワク。
  • ローリング内沢 プレイヤーを飽きさせない構成とテンポのよさで、開幕から一気に物語世界に引き込む演出がいい。とくに、プレイアブルの部分とムービーシーンのバランスがとてもよく感じた。RPGの文法としては、比較的オーソドックスなものに感じるが、すべてにおいて配慮の行き届いた作りが好印象。王国育成や軍隊バトルといったシミュレーション的要素も盛り込まれ、多彩な遊びが楽しめるところも非常に贅沢。 人物イラスト:荒井清和